戦闘機はいつ飛ぶの？-米軍嘉手納基地

道の駅かでなにある嘉手納町観光協会の事務所に来場される多くのお客様から、最もよくいただく質問が「戦闘機はいつ飛ぶの？」です。しかし、残念ながらその質問に対する答えはいつも「分かりません」となってしまいます。特に観光客の皆様は、戦闘機が「いつでも飛んでいる」というイメージを持たれていることが多いようです。

しかし、訓練スケジュールは軍事機密であり、公表されることはありません。時には、さっきまで戦闘機が飛んでいたかと思うと、突然静かになり、その日はもう飛行が行われないこともよくあります。週末やアメリカの祝日は飛行回数が少ないと言われていますが、完全にゼロになるわけではありません。

やはり「道の駅かでな」を訪れたからには、F-15やF-22の戦闘機が飛ぶ姿を見たいという方も多いことでしょう。そこで、少しでも飛行スケジュールの参考になればと思い、県が調査している「騒音回数」のデータをもとに、戦闘機の飛行傾向を分析してみました。

騒音データから見た戦闘機飛行の傾向

1. 月別飛行回数
   データによると、一年の中で最も飛行回数が多いのは「12月」。次いで「4月」が多い月となっています。反対に、夏季の観光シーズンである5月から9月は比較的少ない傾向があります。
2. 曜日別の傾向
   「土日」は他の平日に比べて飛行回数が少ない傾向にありますが、飛行が全く行われないわけではありません。さらに、平日でも「月曜日」「金曜日」は飛行が少なめの傾向が見られます。
3. 時間帯の傾向
   飛行時間は原則として朝7時から夜7時までの間に行われることが多く、全体の約80％がこの時間帯に飛んでいます。とはいえ、逆に言えば、夜間や深夜にも20％の飛行が行われており、真夜中に戦闘機のエンジン音が響くこともあるのです。

まとめ：戦闘機見学は「冬季の平日」が狙い目！

統計データを基にした分析から、戦闘機が見える可能性が最も高いのは「冬季の平日」であることがわかりました。沖縄観光のオフシーズンである冬にこそ、戦闘機見学が一つの魅力的な体験となるかもしれません。

嘉手納基地の戦闘機はいつ飛ぶか確実に知ることはできませんが、ぜひデータを参考にして、道の駅かでなからの迫力ある景色とともに特別な瞬間をお楽しみください。